石けんを使うと落ちる汚れ

水と油を混ぜたことはありますか??
混ざりません
ドレッシングですね

水とアルコールを混ぜたことはありますか??
混ざります
お酒ですね

ではアルコールと油は??
砂糖は水に溶けますね、じゃあ油には??


世の中には水と仲のいいものと油と仲にいいものがいて、水と仲のいいもの同士油と仲のいいもの同士はそれぞれよく混ざります

これを科学語では “親水性(しんすいせい)”  “親油性(しんゆせい)” とか言います
正確にいうと、これは世の中を二分するようなものではなくて
水によく混ざるものから油によくまざるものまでグラデーションがあって
その中間ぐらいのものを “両親媒性 (りょうしんばいせい)” と呼びます

だから油汚れはいくら水で洗っても落ちることはありません
では油汚れを落とすためには、親油性〜両親媒性ぐらいでないといけないですね
でも最後は水で洗い流してしまいたいので
そうすると石鹸に求められるのは・・・

ここまでお読みいただいたあなたならもうおわかりではないでしょうか??

両親媒性のものを使うのが一番いいわけです


もう少し回を重ねて、この石鹸の正体についていろいろ書いていきたいと思います
実はここが詳しくなるだけで、洗い物のコツから味付けのコツまでわかってしまう素晴らしいお話なのです

お楽しみに!

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